教育実習体験記(中学校) 1週間目

教育学部

教育学部の就活生です。現在、副免である中学校・高校の教員免許取得のため、母校(公立中学校)に3週間教育実習に行かせていただいています。

今回は1週目を終えての、僕の率直な感想を記します!

教育実習に行くけど、どんな感じかわからない。

という学生必見の内容になっています!

教育学部の学生や、他学部でも教員免許を取得する学生がこの話を通して教育実習の”リアルな”部分を知る機会になればと思います!

ただ、「学校の情報を外部に漏らしてはいけない。」というルールがあるので、具体的な事案は扱うことができません。あくまで、教育実習さまざまな体験を通して僕が”感じたこと”を伝えます!

その点ご理解ください。

教育実習体験記(2週間目)はこちら

中学校1年生のとあるクラスに配属された。

僕は社会科の教育実習生として、中学校1年生のとあるクラスに配属されました。

学年としては4クラス編成で、5回の授業を4クラスで行います。

そのためこの3週間の教育実習で20回授業を行う予定です。

生徒と出会った感想としては、クラスというか学年全体で、すごい賑やかな中学生が多くて。良くも悪くも去年教育実習に行った小学校4年生の子達にそっくりだと思いました。

ただ僕が学生の時のこの中学校は、すごい荒れていて…

勉強な苦手が子が多くて、各クラスにいわゆるヤンキーがいるような学校でした。

当時僕は彼らとは仲良くさせてもらっていたし、人としてはいい子たちなんだけど、授業をする教師の目線で考えると、手を焼く子たちだったと感じていました。

僕の代はそのヤンキーの子たちだけではなくて、それ以外の子も非常に賑やかな子が多くて、授業崩壊しないか不安でした。

ただ現在は多少賑やかでも、僕が学生の頃ほど収集のつかない様子は感じられず、

「あれ、めっちゃ真面目な学校になってるじゃん。」と感じました。

教育実習1週目最大の悩み

僕が現在もそしてこれからも戦っていかなければならないであろう、教育実習を通して感じている1番の悩み「生徒との距離の詰め方が難しすぎる」こと。

生徒との距離の詰め方が難しすぎる。

そう感じる原因は大きく2つあると感じていて。

それは

「生徒が思春期であること」「教師が生徒に振ってはいけない話題が多すぎること」の2点です。

1.思春期の学生であること

シンプルに生徒が思春期なんですよ。もちろん学生それぞれに個人差はあるんだけど、去年小学校の実習に行った時と比べると、生徒が教育実習生である僕に興味を示して、生徒から話してくれる機会が明らかに減りました。

もちろん教師が生徒と信頼関係を築くのは非常に大切なので、僕からも生徒に話しかけたり、絡みにいくようには意識しています。ただ、そのリアクションが薄い子がかなり多くて、生徒との距離の詰め方には非常に苦戦しています。

2.教師が生徒に振ってはいけない話題が多すぎること

去年も感じたことですが、近年は「〇〇ハラスメント」とか、「プライバシー」みたいなところに非常に気をつけなければいけない時代になっています。

そういった個人を守るような時代の流れっていうのはすごくいいことだと思うのですが、これを気にしながら、生徒と距離を詰めるのがほんっとうに…難しすぎる…

実際去年の教育実習だったり今回の教育実習、今までの大学の授業を通して感じた、

「教師が生徒に振ってはいけない話題・言い回し」の代表的な例を挙げるとすると、

  • 呼び名は男子女子問わず、〇〇さんで統一する。

→性別に関して多様性を認めるべきであるため、男女で呼び方を区別することで傷つく生徒がいる可能性があるから。

  • 「お父さん」「お母さん」という言い方ではなく、「保護者」と表現する。

→片親や両親がいない生徒が傷つく可能性があるから。

  • 遅刻してきた子に対しては、「どうしたの?」という言い方はではなく、何も聞かず「おはよう。」と言う。

→特別な事情があってそれを聞くことで、生徒が傷つく可能性があるから。

などなど…

生徒と教師がSNSで繋がってはいけなかったり生徒の個人情報を守るべきということはもちろんですが、呼び方だったり、言い回しだったり、聞いてはいけないことなど、配慮をしなければいけないことが多すぎて、生徒に話を振る前に「この話って聞いていいんだっけ。」と一度考え直してしまって、生徒とコミュニケーションを取ることが難しいと感じています。

生徒との距離の詰め方が難しすぎる まとめ

中学生は思春期の生徒が多く、教師に対して積極的に話しかけてくる生徒は少ないので、生徒と信頼関係を築くためには教師から話しかける必要があります。

ただ、時代的に、生徒と関わるにおいて配慮をするべきところが多すぎて、容易に生徒に話を振りづらい。

というところが教育実習1週目の最大の悩みです。

担当教員が最強すぎる

担当教員が最強すぎます。めちゃめちゃイケメンの20代の男性の先生。外見のイメージとしては竹内涼真さんを白くした感じ。

コミュニケーション能力がすごくて生徒の発言に対するリアクションが大きく、話していて楽しい。その反面生徒の倫理観が欠けているような発言・行動に対しては、しっかりと注意をする。

楽しくやるところと、厳しくしないといけないところのメリハリをつけている先生。

授業構成はこんな感じ。

・導入:クイズ形式で、教科書に載っていないような、授業内容に関係する雑学・隠れエピソードを 取り挙げる。

・展開:教科書に載っている重要な語句を、生徒に身近な例を出すことでわかりやすく説明する。

そのあと、その授業で考えさせたい内容を考える。

(生徒の思考を促進するようなヒントや場面設定を用意している。)

・まとめ:授業で身につけさせたい考え方や授業の核となるところの話をし、授業のまとめとする。

こんなふうに、授業も教科書に載っている内容の説明だけじゃなくて、その内容の豆知識や、歴史だったら生徒が興味を持つような当時の隠れエピソードみたいなところを取り上げ、授業の展開文を盛り上げたあとにオチは授業で考えさせたい内容、身につけさせたい考えに持っていく。

本当に尊敬すぎる先生です。話していても非常に博識で面白い!

ずっと社会科教育の本を読み続けて日々勉強されているそうです。

僕は来週の授業実施に向けた授業作りをしているんですが、そのアドバイスも担当教員の先生の考えや、やり方を押し付けるのではなくて、あくまで僕が作った授業が核。その核をもとに授業に具体性や、生徒が興味を持つような例についてアドバイスをくれます。

生徒からも「先生の授業は面白い。」と明言されていて、非常にいい先生です。

僕はこの先生の授業を引き継いで教育実習生として授業をしなければいけないので、生徒の興味を担当教員の先生の授業と同じぐらい惹きつけることができるのかが、非常に不安な反面、この教育実習で挑戦すべき壁だと感じています!

2週目へ向けた意気込み

来週からはいよいよ僕が教育実習生として中学生に授業をします。

1週目を通して現職の先生方の授業を参観させていただいて、授業づくりの工夫だったり

授業の流れを作るための授業内での工夫について理解を深めることができました。

来週の僕の授業で100%それをアウトプットをすることまだ難しいとは思いますが、

  • 生徒が興味を惹かれて、より自分事として理解することができるような授業づくり
  • 導入からまとめまで話のつながり、授業の核に一貫性がある授業づくり

を心がけて、精一杯頑張りたいです!

がんばるぞー!

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