「内定をもらったけど、辞退したい…」その気持ち、誰にでもあります
就活を続ける中で、
「他社の方が自分に合っている気がする」
「入社後の働き方を考え直したい」
そんな理由で内定辞退を検討する学生は少なくありません。
実際、リクナビNEXTの調査によると、内定を複数もらった学生の約7割が1社以上の辞退を経験しています。
つまり、「辞退=悪いこと」ではなく、キャリアを慎重に選ぶうえで自然な判断なのです。
この記事では、就活生が安心して内定辞退を伝えられるように、
- よくある辞退理由
- 正しい伝え方(電話・メール)
- 印象を悪くしない注意点
を具体的に解説します。
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内定辞退の主な理由とは?就活生の本音ランキング
まず、内定を辞退する理由には大きく次の5つのパターンがあります。
| 辞退理由 | 割合(参考) | 備考 |
|---|---|---|
| 第一志望の企業に内定したため | 約40% | 最も多いケース |
| 仕事内容・勤務地が合わなかった | 約25% | 現実とのギャップ |
| 社風や雰囲気に違和感を感じた | 約15% | 面接・社員訪問後に判断 |
| 給与・福利厚生など条件面 | 約10% | 長期的な生活設計を考慮 |
| 家族・体調・進学などの個人的事情 | 約10% | 正直に伝えることで理解される場合も |
この中でも最も多いのは「第一志望の企業に決まったため」。
就職活動の性質上、複数内定が出た後に比較・検討するのは自然な流れです。
正直に伝えていい?「理由」の伝え方の考え方
内定辞退を伝えるとき、多くの学生が悩むのが理由をどこまで話すかです。
結論から言うと、正直に伝えて構いませんが、相手への配慮を忘れないことが大切です。
たとえば、次のように言い換えると角が立ちません。
| 本音 | 言い換え例 |
|---|---|
| 他社の方が条件がいい | 自分の希望とより合致する企業からご縁をいただきました |
| 社風が合わなそう | 熟考の結果、別の環境で挑戦することを決断いたしました |
| 興味がなくなった | 今後のキャリアを見直した結果、別の分野に挑戦することにいたしました |
| 内定承諾後に不安になった | ご縁をいただきながら恐縮ですが、慎重に検討した上で辞退を決断いたしました |
このように伝え方を工夫することで、誠実な印象を保ちながら断ることができます。
内定辞退の伝え方:基本は「電話」+「メールでのフォロー」
1. まずは電話で伝えるのがマナー
内定辞退は、必ず電話で直接伝えるのが基本です。
メールだけで済ませると「マナーが悪い」と受け取られる可能性があります。
電話のかけ方の流れ
- 自分の名前と大学名を名乗る
- 内定をいただいている企業であることを確認する
- 感謝を伝えた上で辞退の旨を伝える
- 理由を簡潔に述べ、再度お礼を述べる
例文
「お世話になっております。〇〇大学の△△と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ですが、熟考の結果、他社への入社を決断いたしましたため、辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような形となり申し訳ございません。心より感謝申し上げます。」
落ち着いた声で、「感謝」→「辞退」→「理由」→「お礼」の順に伝えるのがポイントです。
2. 電話後にメールでフォローする
電話で辞退を伝えたあとは、必ずメールでのフォローを入れましょう。
記録として残す意味もありますし、最後まで丁寧な印象を残せます。
メール例文
件名:内定辞退のご連絡(〇〇大学 △△)
〇〇株式会社
人事部 〇〇様
お世話になっております。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、慎重に検討した結果、他社への入社を決断いたしました。
御社の選考を通して多くの学びを得ることができ、心より感謝申し上げます。
貴社の今後のますますのご発展をお祈り申し上げます。
〇〇大学 △△(氏名)
電話番号:090-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
内定辞退を伝えるタイミングの目安
辞退を決めたら、できるだけ早く伝えることが最も重要です。
- 承諾前:決まった時点ですぐ連絡(1〜2日以内)
- 承諾後:決断から遅くとも3日以内に連絡
- 入社書類送付後:誠意を持って謝罪を添える
遅くなればなるほど、企業側のスケジュールにも影響します。
「早く伝える=誠実な印象」につながるため、迷っている場合も一度相談の電話を入れるのがおすすめです。
内定辞退で印象を悪くしないための3つのポイント
- 感謝の言葉を最初と最後に入れる
「お世話になりました」「ご縁をいただきありがとうございました」という一言が印象を左右します。 - メールだけで済ませない
どうしても電話が難しい場合でも、まずはメールで「お電話差し上げてもよろしい時間帯」を確認しましょう。 - 友人伝えやSNSで報告しない
企業名や辞退内容をSNSで投稿するのは厳禁。信頼を損なうだけでなく、将来に悪影響を及ぼす可能性があります。
内定辞退を伝えるときのNG行動
- 突然のドタキャン:「入社式直前」「研修前日」は絶対NG。
- 理由をあいまいにしすぎる:「一身上の都合で」は誠意が伝わりづらい。
- 電話がつながらないから放置:必ず再度時間を改めてかけ直す。
- 感情的・謝罪過多:「本当にすみません…」と繰り返すより、冷静に感謝を述べる方が印象的です。
内定辞退は“悪”ではなく“前向きな選択”
企業にとっても、入社後にミスマッチで早期退職されるより、辞退の方が良い場合もあります。
むしろ、丁寧に対応できる学生は「誠実で判断力のある人」と評価されることもあります。
就職活動は、人生の大きな分岐点。
迷った結果の「辞退」は、あなたが自分の将来を真剣に考えている証拠です。
まとめ:辞退はマナーと誠意をもって伝えれば大丈夫
- 内定辞退の理由は「第一志望の決定」「仕事内容との不一致」が中心
- 伝える方法は「電話+フォローメール」が基本
- 早めの連絡と感謝の言葉で誠実に対応すれば印象は悪くならない
内定辞退は勇気がいる行動ですが、自分の人生を自分で選ぶための大切なプロセスです。
「迷惑をかけたくない」という気持ちも大切ですが、それ以上に“納得して働ける環境”を選ぶことがあなたの成長につながります。
誠意をもって行動すれば、企業もきっと理解してくれます。
焦らず、落ち着いて、自分のキャリアを丁寧に選びましょう。



